浴室とキッチン
建築後20年くらい経過すると、浴室やキッチンなどいわゆる水回りの劣化は予想以上に深刻な問題となります。
カビや汚れが気になるだけなら良いのですが、場合によっては基礎を含む床下部分が湿気等によって腐ってしまっているようなケースもありますので要注意です。
さて、浴室というのは身体を洗うだけのスペースではありませんよね。
日本人にとって暖かな湯船につかることは心身のリラックスにもつながりますし、癒しの場としてとても大切な空間です。
足を伸ばして入れるような浴室が欲しい、あるいは子どもと一緒に入っても窮屈じゃない広さが欲しいなど、人によって様々な希望があるでしょう。
浴室のリフォームと言うと非常に大掛かりなものと考えがちですが、床や壁、天井などの色を変えたり、窓を取り替えたりといった小規模なリフォームでも浴室の雰囲気は大きく変わるものです。
ユニットバスなどではない古いタイプの浴室の場合であれば、壁のタイルを張り替えるだけでも浴室の印象は大きく変えることが可能です。
もちろんバスタブも含めて大規模なリフォームをすることでより理想的なバスルームを実現することもできますが、予算も高額となってしまいます。
なかなか大掛かりなリフォームはできないといった場合は、小規模なリフォームも検討してみましょう。
キッチンリフォームのポイント
毎日の家事をする奥様にとってキッチンは家の中でも非常に大切な場所ですよね。
キッチンのリフォームを考える場合には最も重要なのは「収納」ではないでしょうか。
食器や調理器具、電化製品などキッチン周辺に必要なものはとても沢山あります。
毎日の家事をする場所ですのでデザイン性ももちろん大切でしょうが、やはり実際の機能性を重視したリフォームが大切です。
システムキッチンの収納には色々なタイプがありますし、人それぞれの好みもあるでしょう。
引き出し式、ドア、引き戸式など、使いやすさや好みはそれぞれ違います。
また上部にある棚などは、普段あまり使わないものを入れておけばよいと思っても、実際に出し入れする時は非常に面倒ですし、危険も伴います。
油圧を利用して簡単に上下できる吊り戸棚や、電動式のものなどもありますので、そういったキッチンであれば日常的に使用できる収納空間が広がりますね。
また予算があれば床下収納も検討してみましょう。
缶詰や調味料など、常温保存のものを収納するスペースとして床下収納は非常に便利です。
システムキッチンを選ぶ際には、カタログで見るだけではなくできればショールームなどに行って実際に手で触れてみることが大切です。
写真で見るのと、実際に触れるのとでは感覚が全く違います。
決して安い買い物ではありませんので、使いやすさを確認するためには実物を見て実際に触れてみることが大切です。
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